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  通巻5号 「基板設計の工程 その4」

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           BT基板塾 

~基板と基板設計の基礎知識からプロの技まで。あなたにお届けします。~

  

  2007年2月1日発行  通巻5号  

  

  発行者:ボードテクノロジー 菊地 健介

  関連サイト:< http://WWW.boardtechnology.co.jp >

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こんにちは。ボードテクノロジーの菊地です。

今年は記録的な暖冬だそうですが、こう暖かいと花粉も早くからたくさん

飛ぶのでしょうか? いやな季節がやってきますね~





さて、BT基板塾第5号をお届けいたします。

今週も基板設計工程-新規設計の場合 の続きです。

それでは早速始めましょう。





◎「MS明朝」「MSゴシック」などの『等幅フォント』を使ってお読いた

 だくと、行がずれたりせず快適にお読みいただけます。



 



■:目次

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メインコンテンツ   ~第4号の補足説明

           ~基板設計の工程 その4

お知らせ       ~HPからメルマガ登録できる様になりました



 



■:メインコンテンツ~基板設計の工程-新規設計の場合-その4

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

第4号で一部誤解を招く文章がありましたので、最初に補足説明をさせて

頂きます。



GNDベタ面を入れる部分について、CADの機能を使って

自動(または半自動)で可能な場合もある、との説明をしましたが

これはGNDのベタを張る時のみです。



GNDベタを張る作業を、もう少し詳しく説明すると以下の様になります。



1)GNDのベタ面を自動(または半自動)で張る。

     ↓

2)張った面の整形をする。

    ・半島になっている部分・浮島を削除する

    ・ガタガタしている部分を直線にする

    ・チップランドの間に入ってしまった面を削除する

    ・特定ラインの周囲に特別のクリアランスが必要な場合

     そのクリアランスでベタ面を逃げる

     など





そこで、上記の1)の部分については自動(または半自動)で可能ですが、

2)については人手で行ないます。

(特定ラインのクリアランスについては自動でクリアランス確保できる

CADもありますが、それを設定するのは人手です。)



 



では、基板設計の工程についてです。



本号でも復習を兼ねて、工程の一覧を下記に書きます。

もう一度、順番と全体の流を確認してください。

(お客様)と記載がある工程はお客様実施項目です。





(1) 設計資料・仕様書・部品図面確認

     ↓

(2) 部品登録・チェック

     ↓

(3) 回路情報定義

     ↓

(4) 基板外形・禁止領域・高さ制限領域等入力

     ↓

(5) 位置指定部品配置

     ↓

(6) その他部品配置

     ↓

(7) 配置検図(お客様)

     ↓

(8) 修正

     ↓

(9) 配線

     ↓

(10)配線整形化・GNDベタ入力

     ↓

(11)チェック

     ↓

(12)シルク入力・チェック

     ↓

(13)検図(お客様)

     ↓

(14)修正

     ↓

(15)設計承認(お客様)

     ↓

(16)ガーバーデータ・基板製作用図面作成

     ↓

(17)組立図・搭載機用データ作成





また、上記の工程は便宜的に以下の様に区分する場合もあります。

(1) ~ (3) =設計準備工程

(4) ~ (11)=基板設計工程

(12)~ (17)=後工程





それでは、今号は(13)検図(お客様)

から説明いたします。



(13)検図(お客様)

    

この工程はお客様に検図して頂く工程です。

と、さらっと書いてしまうと簡単な印象ですが、基板を見るのは経験と

知識が必要だと思います。なかなか難しいですよね~。



お客様に見てほしい項目は、基板設計者では判断できない・わからない

項目です。



具体的に言うと、基板製作ができるか・組立に支障はないか等は

基板設計者でも(ある程度)判断できます。



逆に判断できない項目は以下の様な項目です。

●セット(製品)の一部分という目で見た時問題ないか

●電気的に問題はないか



これらについてはセット全体を見わたす事のできる方、

回路・デバイスについて良く知る方、に確認して頂く事になります。



また、上記と似たような事ですが、仕様がきちんと守られているか

と言う事についても確認をお願いします。



 



次は検図する際の方法ですが、これについては、前号(11)チェック

の所で書いた様に、



 1)図面を人の目で確認する

    =俯瞰して全体を見渡す

  

 2)CADのチェック機能を使用しチェックをかけた後、画面(図面に

  書ける場合は図面で)確認する。

    =細かい部分を確認する。もれなく判定する。



を適宜使い分けるという事になります。





(14)修正



この工程は、上記で問題等あった場合に修正する工程です。

修正の後、もちろん(11)チェック で行ったチェックをもう一度

行います。(全ての項目をやらない場合もあります。)



もう一度検図して頂いて、問題が無ければ次工程に移ります。





(15)設計承認(お客様)



この工程は、お客様に最後に基板を確認して頂いて、基板製作工程に

進んで良いという承認を頂きます。



泣いても笑っても、これで基板になってしまいますので、よーーーく

見て判断してください。





これが最後のチャンスなので、何かあったら遠慮なく言ってください。



基板になってから、ジャンパー線を飛ばしたりして修正するのは

お金も時間もかかります。

また基板製作を途中で止めて修正する場合もすでに取り掛かって

しまった分の費用は発生します。



「基板に関する問題等は、できるだけ早い段階で手を打つ」というのが

鉄則ですので、この段階でできることは、全てやる様にしましょう。



 



(16)ガーバーデータ・基板製作用図面作成



この工程は、CADデーターから基板製作の際に使用するデーター

(=ガーバーデーター)を作成します。



ガーバーデーターと一般に呼んでいる物は、以下2種種類を総称して

呼んでいます。 



1)パターンやレジストなどになる絵柄のデータ(フォトデーター)

2)スルーホール・ばか穴になる穴情報のデーター(ドリルデータ)





この工程は、実はかなり気を使って、かつ厳重にチェックします。

せっかくここまで苦労して設計して来た物が、最後のここでミスをしたら

元も子もありませんので。



また、外形図・穴詳細を示した図などの基板製作に必要な図面も

ここで作成します。





(17)組立図・搭載機用データ作成



さて、最後の工程です。

ここでは、部品組立に使用する図面(組立図)やマウンターで使用

する搭載機用データなどを作成します。



搭載機用データはCADを設定すれば出力は自動ですが、図面は人手

で作成します。



組立の際の注意事項などの文章を入れる場合もあります。





これで一通り基板設計が終了しました。



 





<<第5号でのポイント>>



繰り返しになりますが、



「基板に関する問題等は、できるだけ早い段階で手を打つ」



というのが鉄則です。後になればなるほど、修正するのに

お金と時間がかかります。

なので設計の段階で修正できる事は、できる限りやりましょう。



できれば、設計開始段階から対処できている事がBestですが。



 



 





■:お知らせ

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期末(3月末)までに組立済み基板の納品考えていらっしゃるお客様は

そろそろ基板設計を依頼・または予約等された方が宜しい時期です。

2月は28日しかありませんし、3月はあっと言う間ですよ。



次号は「基板設計の工程-改版の場合」の予定です。



 



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私達(ボードテクノロジー)は、次のことをお約束します。



回路設計の皆様の基板に関わる時間まで含めた、基板設計開始から基板製作

までのトータルの効率と品質を大切にいたします。



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 発行人:菊地 健介

 E-mail :

 HP : http://www.boardtechnology.co.jp/

 

 有限会社 ボードテクノロジー

横浜市戸塚区戸塚町3953 金子ビル201

 TEL 045-865-2310 FAX 045-865-2308



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